センターについて

ごあいさつ

恵庭市在宅医療・介護連携支援センターのホームページにお越しいただき有難うございます。
当センターはそのセンター名称が示すとおり、「在宅医療」と「在宅介護」の円滑な連携を支援することを目的として、2018年4月に開設されました。
ご存知のように我が国は世界に類を見ないスピードで高齢化が進行しています。恵庭市も例外では無く、2019年1月現在、15歳未満の年少人口は12.8%、15歳から64歳までの労働人口は60.0%、65歳以上の老齢人口は27.2%という割合になっています。すなわち、65歳以上の高齢者が住民の4人に1人を超えており、今後もこの傾向は進展すると予測されています。
国はこれからの高齢社会「日本」において、地域住民が高齢となっても、また、一人暮らしで手助けが必要な状態になっても、住み慣れた地域で自分らしく、安心して生活できる社会システムを構築しようと「地域包括ケアシステム」を提案しました。全国の地域地域で、その地域の実情に即した独自の住民サービス体制を行政・医師会・地域の自治会などが主体となって構築し、地域の医療や介護の資源を有効に活用しようというのが狙いです。
これまで医療と言えば、病院やクリニックに患者さんが出向き、入院や外来での治療を受ける形態が当たり前でしたが、病院やクリニックにまで足を運べない方も増えてくるでしょう。入院治療を受け、病気はよくなったけれど、日常生活に介助や見守りが必要な方もおられます。自宅や施設にいても、診療や介護が受けられるシステムが確立される必要があります。この在宅医療と在宅介護は「地域包括ケアシステム」の2つの柱です。
当センターは医療者の方、介護者の方、そして地域の住民の方々を繋ぐ架け橋として活動いたします。在宅医療・介護連携に関してお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

2019年4月
恵庭市在宅医療・介護連携支援センター長 
(医療法人北晨会 恵み野病院長)
貝嶋 光信

センターの活動内容

地域の医療と介護をつなぎます

団塊の世代が2025年に後期高齢者となるなど、恵庭市においても今後しばらくは高齢化が進行すると予測され、それに伴い、在宅で療養する高齢者の増加も見込まれており、病気があっても介護が必要な状態になっても住み慣れた場所で最期まで安心して自分らしく生活できるよう、医療と介護が包括的に提供される体制づくりが急務となっています。 当センターは、切れ目なく医療と介護を一体的に提供できるよう、地域の医療・介護関係者の連携強化に向けた取り組みを推進します。

こんなことをしています

  • 医療・介護の連携に関する相談を受け付けます
  • 地域の医療・介護サービスの資源を把握します
  • 在宅医療・介護サービスの情報提供と情報共有の支援を行います
  • 在宅医療・介護関係者の研修会を開催します
  • 地域の皆さんへの普及啓発を行います

地域包括ケアシステムについて

  • 団塊世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。
  • 今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が重要です。
  • 人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、75歳以上人口の増加は穏やかだが人口は減少する町村部等、高齢化の進展状況には大きな地域差が生じています。 地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。



(出典:厚生労働省)